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ナポレオンと大濱先生。

地中海西部、イタリア半島にコルシカ島という小さな島がある。

1769年、この島に生まれた少年は小さい頃から外に出るよりも、本を読むのに熱中するような子で、無口で友達も少なかった。

身体も大きくなかった彼は独特の「訛り」を馬鹿にされ、よくいじめにもあった。そんな彼が将来フランスの皇帝にまで上り詰めるとは、誰が想像したか・・・。
ナポレオン・ボナパルト。
彼は小さなコルシカ島が生んだ巨人、英雄である。

このナポレオンのシンデレラストーリーに感銘を受けて、同じように小さな島から大都会東京で名をはせた人物がいる。
  

大濱信泉(のぶもと) /1890年、沖縄 石垣島生まれ。  
早稲田大学法学部を主席で卒業し、第7代早稲田大学総長に就任。その後、日本野球機構コミッショナーまで歴任された大濱氏。

昭和47年の祖国復帰に際しては、文字通り、 

八面六臂の活躍で沖縄を背負って立った人物だ。
大濱氏(以後 大濱先生)の言葉にこのような名言がある。
『人の価値は生まれた場所によって決まるものではない。いかに自分を磨き、いかに自分を鍛えるかによって決まるものである』

  
僕自身、大濱先生と同じ八重山、西表島で生まれた田舎者。

大学進学から10余年、東京で生活をしてきたけれど、最初のうちは都会に対して「引け目」を感じていた。

『2300』 …さて、これは僕が生まれ育った西表島の全島民数。

島の九割が森、年柄年中青々生い茂る亜熱帯雨林。

島にはコンビニなんてなくて、21時にもなればスーパーは閉まってお役御免。本屋もレコード屋もない。なにもない。あるのはガラパゴスな大自然だけ。

東京で生活を始めた当初は田舎で生まれたということに、どこか劣等感を感じていた。

  
社会人一年目の頃なんてオフィスから見える高層ビル郡を見て、圧倒されていたし・・・そんな自分が働くこのオフィスも実はその高層ビルのひとつなのだ、と気づいて、「このままジブンは天空に突き刺さったまま、地上に降りれなくなるのでは」とか、妄想を広げては仕事に戻ったりして笑

  
東京は間違いなく日本の中心で、日々新しいコトが起きている。

田舎では決して味わえないそんなエキサイティングな感覚・・・。

微力ではあったけれど、そんな感覚のなかで働くことが出来て、本当に良かったと心底思っている。
  

生まれ故郷の良さは離れてから気づくもの。やっぱり沖縄は僕の愛する故郷であり、いつの間にか「2300」という数字もかえって誇らしく思えるようにもなった。

  

今はローカルだからこそ出来るコトがたくさんある。

  
一年前に僕は相方とPlant&Soilというショップを沖縄、安里にオープンさせた。そして、現在は隣接するII3 uno dos tres や13TRECEというショップと手を組み蔡温ストリートというコミュニティを創って、ファッションの力で地元・沖縄を盛り上げるために取り組んでいる。

  
先日、琉球放送のラジオに出演させて頂いた際、パーソナリティの方に「ゴールは何ですか?」と問われた。
ゴール…。

正直申し上げると、明確なモノはまだない(>_<) 

  

蔡温ストリートのスローガンは「沖縄からセカイへ」。

僕らは新しいカルチャーを沖縄から発信することを命題にしている。 

   
   
手始めに作ったオリジナルのピクチャーブック“LIFE OF MR.DONK”は大々的とまでは行かないまでも、東京のファッションサイトや新聞に紹介されるようになったし、様々なジャンルのアーティストが僕らのショップでポップアップ(催事イベント)を開催する等、少しずつだけれど、『種植え』は出来て来ている(といいなー笑)。  

   
    
   

前述した大濱先生の『人の価値は生まれた場所によって、決まるものではない〜』という言葉にはいつも力をもらっている。
小さな島で生まれた僕は、また今小さなコミュニティのなかで生きているのだけど、それは決して卑屈ではない。 

  
蔡温ストリートはまだ出来たばかりの小路。それでも、少しずつ認知されはじめている。『沖縄からセカイへ』…ビッグマウスと揶揄されるかもしれないけど、僕らは気にしません。  
見ていてください。ローカルだって出来るんだ!ってことを僕らは間違いなく証明します! 
 
ナポレオンと大濱先生…僕らだって負けないもんね!笑 

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