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見回したらファッションがある。

久々に物置に入った。
物置の隅っこにえんじ色のカーテンがかかっていて、そのカーテンの奥には沖縄に帰省して以来、立ち入ったことがなかった。

そのえんじ色のカーテンは確か70’sのビンテージ品で、2009年に行ったフリーモントの蚤の市で買ったお気に入りの1枚。

  
  
  見栄えするゴールドのペイズリー柄が最高にかっこ良かったので、

一目惚れしてしまい…

55ドルだったのを値切って50ドルで買ったのを覚えている。※余談だけれど当時は1ドルがなんと日本円78円だった(幸)

  
 
そんな思い出深いそのカーテンの奥にはこれまた思い出深い東京生活の欠片たちが眠っている。テレビやインテリア、写真やらCDや雑誌・・・・一度、封を開けると長い間、思い出に浸ってしまいそうで、沖縄に帰省してからというもの、しばらく目に触れないようにとカーテンで覆い隠していた。
•••とはいうものの、近々、引越しを考えているので、久々に段ボールをこじ明けることになってしまった。
  
案の定、昔のアルバムが出て来て、終始思い出にふけってしまうことに・・・(笑)サマーソニックやビッグビーチ、渚、それに代々木公園界隈のフェス・・・etc

東京に住んでいた頃は、とにかくいろんなジャンルのフェスに行った。田舎者だからなのか、何もなかった昔の反動だったのかもしれない。とにかく、イベントと聞けば足を運んだ。

「東京に比べて、沖縄って面白いイベントないよなー」

実は沖縄に帰省する前はそんなことを思っていた。

結論、それは違う。

沖縄にも素敵なアーティストがたくさんやって来てるし、イベントに対する個々人の「熱量」は全国トップレベルだと思う(独断だけれど)。

冬も温和な気候だから、イベントも年中やりやすい環境にあるし、なによりも野外のロケーションは東京でやるソレとは比較にならない。

また、クラブの件数も人口比で言ったら東京、大阪をも超えている(肌感です。石垣島にも2件クラブがあるくらいだしね、たぶん、そうだ!)。
でも、僕が個人的に寂しく思うのは、ファッションのイベントが少ないということ…。僕がここで言う「ファッションイベント」は所謂、ガールズコレクションやファッションナイトアウトのようなものではなく、どちらかというと、マーケットやマルシェのようなもの。
東京にいた頃は中野の「太陽と星空のサーカス」や 

 鎌倉の「GOODY MARKET」、 

   
  青山246commonのマルシェ(現 COMMUNE246)等々・・・。  

 アパレルもフードもアートも・・・全部ミックスされた衣食住提案型のイベントがあって、そのイベントに行くとなんだかお腹が減って、服が欲しくなって、もともと必要なかったはずの額縁なんかを買ってしまったり、足にくる程お酒を飲んじゃったり・・・。

  大好きなあの人と一緒に行きたい、教えたい、でも、ちょっと秘密にしておきたい・・・みたいな(笑)。なんとなくだけれど、そのイベントに参加することで、キモチが大きくなる感覚・・・うまく説明出来ないけれど、そういうイベントが東京にはたくさんあった。 

    
 
ウェアやカトラリー、ビンテージのインテリア家具、絵画を横目に見ながら、焼きたてのパンや淹れたてのコーヒーを味わう。
 料理をする人なら、例えば三浦半島で今朝採れた無農薬野菜を買ったり。明日の朝食べたいグラノーラや、フレッシュジャムを探したり・・・。 

   
普段、これまで出会えなかった「何か」に出会うことができるイベント。そんなイベントが沖縄にはなかなか無い。

ファッションは、もはや「服」だけじゃない。例えば、香水がファッションなら、食卓に飾る花だって立派なファッション…花を差す花瓶だってファッション。オーガニックコットンのニットにこだわるなら、きっと食べるものだって、オーガニックなものが良いかもしれない。今座っているソファも、トイレに何気なく置かれた陶器の人形も。。。
  そんな僕らのライフスタイル全体をファッションというのだと僕は思う。

突き詰めると、モノというよりも、誰もが持っているちょっとしたこだわり(靴下はモヘアに限る!みたいな笑)、その意識自体がファッションなんじゃないか、とさえ思う。 

 そういったファッション意識を刺激するイベントに参加したい!
僕は最近まで沖縄にもOKINAWA FOOD FLEAのような素敵なイベントがもっとたくさんあればなぁ…と、これまでずっと指くわえていたのだけれど、

 いやいや、ただ待ってばかりではいかん!…だったら、自分達でイベントを創ればいいじゃないかっ!と。僕のような青二才は思うわけです(>_<)。
先週日曜、僕らのショップ前にある蔡温ストリートで“RIVERSIDE SUNDAY”というイベントを開催しました。 

 那覇の人気レストランBorrachosさんのご協力の下、キッチンカー“アミー号”による美味しいメキシコ料理のサーブ。これがとても大好評!!近隣にお住まい方もたくさん来て頂きました!  Borrachosの潮さん、皆さんありがとうございました!!

    

 まだ、テストワークではあるものの、今後はワークショップやフリマ、はたまたLIVEなども絡めていけたらと思っている。ぜひ、皆さんからもアイディアを頂戴したい!ワクワクする時間を創っていきたい!  
ご協力頂ける方大募集中です♫お力貸してくださいっ(>_<)

SAYON_STREET一同
FASHION IS FUN,EVERYDAY EVERYTIME….♩

 

ドキュメンタリー。

ありがたいです。

僕らのコトを紹介するドキュメンタリーMovieを撮影頂きました(>_<)…。
YELLOW DESIGN&ART WORKS/wath Filmsの皆さん、TAICHI YONAHARAさん。
本当に感謝です。
ぜひ皆さんもご覧ください!

蔡温ストリートを引き続きよろしくお願いしますっ!!

生活の柄と大アカギ。

朝起きた時…前の日呑みすぎていない(正常な)時には、僕は決まってまず2階の東側の窓を開けることにしている。
窓から見えるその景色は僕の小さな自慢だったりする。

  
…首里の石畳、首里から坂下、大道に下るS字カーブ。

この辺は大正時代なら、松の木々が四方八方に生え、「大道松原」という呼称だったらしい。それはそれは、きっとのどかな街だったに違いない。

今は景観条例で整頓された赤瓦の家々が連なり、なんだかモナコみたい(行ったことないけれど…)。
寒暖のある一際青い空とオレンジの瓦。今は今で、とても趣に溢れている。
  

11月手前…ちょうど今くらいの頃合いなら、朝の空気はすーっと澄んでいて、若干の冷えを纏って気持ちが良い。
朝陽がフクギの丸っこい葉っぱに鋭角に反射してピカピカしている。

このピカピカで寝ぼけ眼を刺激してからでないと、僕はなんだか起きた実感がなく、ズルズル、ポーッとした朝を迎えてしまう。

ちょっと前まで頑張っていた….

※いや、3日坊主で終わってしまった早朝ランニング♬

最初の頃は頑張って、首里の石畳を登っていった。

  
意気揚々と登り始めたのは良いのだけれど、途中から地面に磁力がはたらいているのではあるまいか・・・と錯覚する程、ふくらはぎがズシっと重くなり、足の裏が固くなってしまった。日頃の運動不足がたたってしまい、膝が笑い出す始末…。ふと山之口貘の「生活の柄」の一節が思い浮かんだ。

『歩き疲れては

夜空と陸との隙間にもぐり込んで寝たのである

草に埋もれて寝たのである

ところ構わず寝たのである•••』
  

・・・いかんいかん、寝てはいかん笑

少し休もうとふらり、石畳の坂を逸れて、休む場所を探していたらいつの間にか、うっそうと木々が生い茂った場所に到着。見上げると、それはそれは立派な一本木。それが、国指定文化財の首里金城町の大アカギだとはその時露知らず。

その大アカギはなんでも樹齢が200年以上あるらしく、胸高周囲5m、高さはおよそ20mの大木。

200年前といったら、「ペリー来航」前!!沖縄戦の戦火にも負けじ、たくましく現代もなお、成長し続ける大アカギ。

その雄々しい生命力・・・!!

まるで霊気に包まれている様な佇まい。その太い幹はホウビカンジュ、ハブカズラ、シマオオタニワタリ、クワズイモ、ハマイヌビワに抱きしめられていて、見るからに他とは違う『雰囲気』がある。しかも、根元には自然の祠ができていて、パッと見ても分かるご神木。

  
・・・知らなかった。こんなに家から近い場所にこんな神聖な場所があったとは・・・。灯台下暗し…。
案外、沖縄のことを知っているようで実はほとんど分かっていないんだろうな、と実感した瞬間だった。
  
今も休みが出来たら、ふらっと近場を散策している。最近はめちゃくちゃ美味い天ぷら屋さんを見つけたし、金城ダムなんて、絶好の散策スポットだ。ローカルを知らなければ、セカイには出ていけない。僕らの蔡温ストリートもしっかりと地元の皆さんの憩いの場になるよう頑張らねば、

   
 
あの大アカギのように、ひっそりと、それでいて逞しい…そんな沖縄のローカルスポットになるまで…チームメンバー力を合わせてやっていきます♫

  
ローカルを再認識。

ベクトルはセカイへ…LOCAL to the WORLD. ビッグマウスだと思われたっていい。

   
   

どうせなら、目標はでっかく飛んでいたい…。

さあさあ、また明日から…。そして、そのための今日を…。

INFO/
  
蔡温ストリートpresents

『MUSTACHE HALLOWEEN』

2015.10.31(Sat)19:00-27:00@13TRECE

https://www.facebook.com/events/1514271828895490/  

    ナポレオンと大濱先生。

    地中海西部、イタリア半島にコルシカ島という小さな島がある。

    1769年、この島に生まれた少年は小さい頃から外に出るよりも、本を読むのに熱中するような子で、無口で友達も少なかった。

    身体も大きくなかった彼は独特の「訛り」を馬鹿にされ、よくいじめにもあった。そんな彼が将来フランスの皇帝にまで上り詰めるとは、誰が想像したか・・・。
    ナポレオン・ボナパルト。
    彼は小さなコルシカ島が生んだ巨人、英雄である。

    このナポレオンのシンデレラストーリーに感銘を受けて、同じように小さな島から大都会東京で名をはせた人物がいる。
      

    大濱信泉(のぶもと) /1890年、沖縄 石垣島生まれ。  
    早稲田大学法学部を主席で卒業し、第7代早稲田大学総長に就任。その後、日本野球機構コミッショナーまで歴任された大濱氏。

    昭和47年の祖国復帰に際しては、文字通り、 

    八面六臂の活躍で沖縄を背負って立った人物だ。
    大濱氏(以後 大濱先生)の言葉にこのような名言がある。
    『人の価値は生まれた場所によって決まるものではない。いかに自分を磨き、いかに自分を鍛えるかによって決まるものである』

      
    僕自身、大濱先生と同じ八重山、西表島で生まれた田舎者。

    大学進学から10余年、東京で生活をしてきたけれど、最初のうちは都会に対して「引け目」を感じていた。

    『2300』 …さて、これは僕が生まれ育った西表島の全島民数。

    島の九割が森、年柄年中青々生い茂る亜熱帯雨林。

    島にはコンビニなんてなくて、21時にもなればスーパーは閉まってお役御免。本屋もレコード屋もない。なにもない。あるのはガラパゴスな大自然だけ。

    東京で生活を始めた当初は田舎で生まれたということに、どこか劣等感を感じていた。

      
    社会人一年目の頃なんてオフィスから見える高層ビル郡を見て、圧倒されていたし・・・そんな自分が働くこのオフィスも実はその高層ビルのひとつなのだ、と気づいて、「このままジブンは天空に突き刺さったまま、地上に降りれなくなるのでは」とか、妄想を広げては仕事に戻ったりして笑

      
    東京は間違いなく日本の中心で、日々新しいコトが起きている。

    田舎では決して味わえないそんなエキサイティングな感覚・・・。

    微力ではあったけれど、そんな感覚のなかで働くことが出来て、本当に良かったと心底思っている。
      

    生まれ故郷の良さは離れてから気づくもの。やっぱり沖縄は僕の愛する故郷であり、いつの間にか「2300」という数字もかえって誇らしく思えるようにもなった。

      

    今はローカルだからこそ出来るコトがたくさんある。

      
    一年前に僕は相方とPlant&Soilというショップを沖縄、安里にオープンさせた。そして、現在は隣接するII3 uno dos tres や13TRECEというショップと手を組み蔡温ストリートというコミュニティを創って、ファッションの力で地元・沖縄を盛り上げるために取り組んでいる。

      
    先日、琉球放送のラジオに出演させて頂いた際、パーソナリティの方に「ゴールは何ですか?」と問われた。
    ゴール…。

    正直申し上げると、明確なモノはまだない(>_<) 

      

    蔡温ストリートのスローガンは「沖縄からセカイへ」。

    僕らは新しいカルチャーを沖縄から発信することを命題にしている。 

       
       
    手始めに作ったオリジナルのピクチャーブック“LIFE OF MR.DONK”は大々的とまでは行かないまでも、東京のファッションサイトや新聞に紹介されるようになったし、様々なジャンルのアーティストが僕らのショップでポップアップ(催事イベント)を開催する等、少しずつだけれど、『種植え』は出来て来ている(といいなー笑)。  

       
        
       

    前述した大濱先生の『人の価値は生まれた場所によって、決まるものではない〜』という言葉にはいつも力をもらっている。
    小さな島で生まれた僕は、また今小さなコミュニティのなかで生きているのだけど、それは決して卑屈ではない。 

      
    蔡温ストリートはまだ出来たばかりの小路。それでも、少しずつ認知されはじめている。『沖縄からセカイへ』…ビッグマウスと揶揄されるかもしれないけど、僕らは気にしません。  
    見ていてください。ローカルだって出来るんだ!ってことを僕らは間違いなく証明します! 
     
    ナポレオンと大濱先生…僕らだって負けないもんね!笑 

    言い訳。

    おおよそ30㎝のその折りたたみ椅子をグレン・グールドは「もはや家族だ」と言った。 

      
    雄々しい漆黒のボストン製チッカリング「スタインウェイ」を前に、猫背で頼りげのないグレン・グールドはその小さな椅子に座って鍵盤と向き合う。

    このアシンメトリーな構図を初めて見た人はだいぶ滑稽に思っただろう。

    しかし、彼が鍵盤をなぞった途端…皆が一気に彼の世界に魅了される。
    『これは何だ?!』…と。

    極度な前のめりの姿勢で、指揮者のように身体を揺らしながらピアノを弾く彼のプレイスタイル。…圧巻!!

      
    グールドと同じように、誰にでも自分のスタイルがあると思う。イチローの振り子打法、フランコのスコーピオン打法、王さんの一本足打法… (野球ばかりですが 笑)。
    最高のパフォーマンスのために僕らは皆一人ひとり、なにかしら独自の『決まりゴト』を持っていて、そういったものは大抵自分のなかでは当たり前なのだけど、他人からしたら『?』みたいなことがよくある(笑)。

      
    僕の場合、絵を描くのはいつも決まって深夜。仕事を終えて、夕飯を食べて、そして、お酒を飲んで、ベッドに入るほんの少し前に僕はペンを取る。

    酔いと睡魔の狭間にいると、なんだか頭がかえってすっきりしてくる。そんなすっきり感のなかでペンを走らせると、案外好きな絵が描けるもので(^-^)

    もちろん、描き始めが遅いから、完成するのは朝方…すずめがチュンチュン鳴く頃だったりするので、その後仕事に支障をきたすのだけど(笑)

      
    絵本を出して、なんだかんだで2ヶ月が経過した。おかげさまで大好きなモデルの花楓さんや岸本セシルさん、世界的なダンサー、仲宗根梨乃さんにも絵本についてご紹介頂き、最近ではwebマガジンのCREATORS PARKやHOUYHNHNM(フィナム)にも取り上げて頂いた。

       
       
    この絵本もそう、眠気眼で描いた1冊。

    これまで、イラストレーターとして活動してきたなかで自分の作品として、商品を発売したのは初めての経験。

    自己満足で終わってしまうのはかっこ悪いし、はじめは皆さんのリアクションばかり気にしていたけど、今となっては自己満足でもいいや!と思えるようになった。

    結局、自分が満足していないことは、他人に対してアウトプット出来ない。

      
    今では絵本が少しずつ一人歩きし始めてくれていて、僕の世界観を伝播してくれている。

    ある意味、今回出版させて頂いた絵本は僕の名刺代わりで、これまで出会うことのなかった素敵な皆さんとを繋げてくれている。

    -他人の芝生は青く見える-
    僕も世間体ばかり気にしていた時期があったし、今もどこか予定調和であることに安堵してしまうこともある。

    •••だけれど、グールドがそうであったように自分のスタイルを突き通して生きて行きたいと僕は考えている。
    ファッションもそう。

    誰にでも自分の好きな服、シルエット、カラーがあるはず。個性を良しとする海外と違って、どうしても日本という国は「一緒」であることを美徳とする気概があるのだけど、オレはオレ、私は私のスタイルを崩すことなく主張していくことが大切なんだと思う。

    そういった個々の違いがあるからこそ、新しい発見、気づきがあるはずで、そのほうが絶対楽しい(でしょう?)。

    だから、僕は今日もきっと深夜に絵を描くし、明日はそのせいで遅刻ギリギリに起きるんだと思う・・・
    ・・・・ここまで、僕が「朝弱い」ことに関する言い訳をなんとか皆さんにかっこ良く伝えようと頑張ってみたのだけど笑
    ・・・どうやっても駄目そうなので、明日から頑張って早起きします♬
      
    〝LIFE OF MR.DONK〟

    ¥1,500(Tax in)/32p / B5サイズ

    Contact:smile.mrdonk@gmail.com

    田中一村というオトコ。

    鹿児島と沖縄の間にドッカリ腰を落とし、アマミノクロウサギやルリカケス等、多くの天然記念物を保有する奄美大島。
    奄美大島はどことなく僕の生まれ故郷・西表島と重なる。
      年中絶え間無く降り注ぐ南国特有のスコールが幾層にも折り畳まれた腐葉土にじんわり染み入ると、そこからヒカゲヘゴがニョキニョキ頭を出して、まるで、ジュラ紀の世界に迷い込んだのでは…と錯覚するような大自然。
      
    ガジュマル、アダン、ビロウ、ソテツが生え、サトウキビ、びわ、タンカン、バナナ、パパイヤ、マンゴー、パイナップル、パッションフルーツが育つ桃源郷の島。

      
    そんな奄美大島で生涯を閉じた一人の画家がいる。その名を田中一村。

    誰に見てもらうわけでもなく、ただただ愚直に絵と、そして奄美の自然に向き合った天涯孤独の画家。

    僕の好きなアーティストの一人。
      
    誰にでも好きなアーティストが居ると思う。僕が最初に好きになったのはリキテンシュタインやウォーホル、バスキアといった所謂ポップアートの類。

    それはポップなカラーリングに分かりやすい線、モチーフ…

    深く考えずとも、単純に〝面白い〟と感じるモノ。

    そして、次に好きになったものはポロックやカンディンスキーといった抽象画家だった。
    田中一村はそのどちらにも当てはまらない、特異な画家。だからこそ、初めて見た時はとても衝撃的だった。

    高校2年生の時、たまたま深夜にNHKでやっていた田中一村の特集番組…。見入ってしまった。 


       

    幼少期から神童と呼ばれながら、病で東京美術学校(現 東京芸術大学)を中退してからは、自らの“描きたい絵”に専念するも、日展をはじめとした日本芸術界、パトロンから支持されることはとうとうなく、50歳にして中央画壇から決別•••単身奄美大島に渡った。

    奄美の自然を愛し、その植物や鳥を鋭い観察と画力で力強くも繊細な花鳥画…。
    圧巻の一言!!

      

    でも、一村は個展もせず、描いた絵を大々的に発表しなかった。

    絵の具、キャンバス、筆…絵を描くためだけに大島紬の染色工で生計を立て1日1日を絵に生きた一村。

    詩人 山之口貘にも共通する貪欲なまでのクリエイティビティ。貧乏がなんだ、それでも俺は作品を創り続ける…誰かの目に触れなくとも。

    誰にも真似出来ない芸当。

    僕も同じ絵描きの端っくれとして、見習わなきゃいけない部分もある。

      
    さて、台風15号…!

    ただいま、気圧を低く留めて、沖縄本島を舐めながら奄美大島に接近中…一村の過ごしたあの家屋は飛ばされないだろうか。

      

    近くにひっそり生える芭蕉は、そして、ガジュマルの一本木は折れることなく、そのままで有って欲しい。
    生前の一村の折れない心のように、誰に触られなくとも、自分の根っこを信じて、台風が去った後も何事もなかったかのように、やっぱりひっそりとただただそこに変わりない姿で有って欲しい。 

     
    そう思う。
      

     

      

    “LIFE OF MR.DONK”

    ©Danson Picture Books/Take it easy pub.

    Contact: smile.mrdonk@gmail.com 

     

    平井さんと祖父と晩酌。

    ちょうどその日は台風9号が長らく沖縄に居座る前の日だった。ふと空を見上げると、なんだか雲が見るからに不本意な表情を浮かべて、身ぐるみはがされ散り散り遠くに流されていた。
    約束の6時になったので、僕らはビールと名護珈琲をお土産にその写真事務所へと向かった。そこは明らかにこの場所に長らく居を構えていたであろう雰囲気満載の事務所で、少しずつ近づいてくる台風の気配を教えてくれるかのように、トタンがきゅーきゅーと音を立てていた。
    お前ら、よく来たなぁ、と

    快く僕らを迎え入れてくれた平井順光さん。

    平井さんは沖縄を代表する写真家の一人だ。

     
    1938年に西表島の干立でお生まれになり、高校3年生で手にした6×6カメラで本格的に写真を撮りだし、フリー写真家となった後は沖縄で広告、ドキュメンタリーなど様々な創作活動を展開されている。

    蔡温ストリートの前をいつも歩いている平井さん。

    ご挨拶をさせて頂いたところ、近くに事務所があるから遊びにおいでとおっしゃって頂き、、、調べてみると、その事務所は僕らのショップから歩いて2分の距離っ!! 
     
     早速、遊びに行かせて頂いた。

    西表島、とかく干立は僕の生まれ育った村からもほど近い村だ。

    僕が生まれるずっと前の西表を知っている平井さん。

    加えて、平井さんは亡くなった私の祖父とも交遊があったお方と聞いていたので、これはぜひ訪ねなければ!と実は前々から考えていたのだった。

    さて、事務所に到着した私たちを待っていたのは、ガラスのボール瓶に入ったハブ酒と、高麗人参の浸け酒。
    特に、ハブ酒は見た目のインパクトに驚嘆!

    2mはあるそれはそれは「立派」なハブが一匹口を開いてこちらを見ている。今にもビンから飛び出してきそうな荒荒しさで、一目見た僕は目をパチクリさせてその場で固まってしまった。 

     
    平井さんは「コレを飲むと、滋養強壮に良い!特に男はギンギンに元気になる」と笑顔で「さぁ、飲め」と錫グラスを差し出して来たのだけれど、僕は間髪入れず、高麗人参のほうに手を伸ばした…笑

    紺碧の海を走るサバニやイリオモテヤマネコ、ヤエヤマヤシの群生・・・

       
     

    事務所には至る所に写真が飾られており、その迫力たるや•••文章ではなかなか形容できない(>_<)。

    僕はそれまで、石塚元太良の撮るアラスカのパイプラインのような、どこか冷たい無機質な写真が大好きで、どちらかと言うと沖縄関連の写真は好んで見なかったのだけれど、平井さんのそれには一瞬で惹かれてしまった。

     
     •••事務所に入って15分が経過。

    平井さんご自慢のレコードマシンで小粋なJAZZを聞きながら、呑む酒は格別に美味しかった。
    ••• しばらくちびちびやっていると、もう何年も前なのだけれど、祖父との晩酌風景がふと蘇ってきた。

    祖父は阪神タイガースが大好きで、齢80を超えても、毎晩阪神戦を酒の肴に泡盛を呑んでいた。

    阪神が負けると、癇癪を起こしてすぐ床につくのだが、阪神が(特に巨人)に勝つと頬を赤くして笑顔で饒舌になった。

    僕の祖父や平井さんが生まれた干立という小さな村は今も変わらず、100名程度しか居住していない。
    村自体は確かに小さいが、500年以上も前からこの地に継承されている〝節祭〟(シチまつり)は国指定の無形文化財にも指定されており、小さいながらもパワーのある村だ。

     
     事務所の入口の真正面に天高く隆々と伸びるヤエヤマヤシの写真がある。これもまた、干立を紹介する際に重要なアイコンだ。ヤエヤマヤシは今ではもう石垣島の米原とここ干立でしか見ることができない。

    高いもので高さ25m、葉の長さは4m近くにもなるヤエヤマヤシ。
    子どもの頃は何気無く見ていたのだけれど、平井さん曰く、昔はあんなもんじゃなかったらしい。今より群生は広く、樹齢200年を超えるヤシが幾つも生えていた、と平井さんは少し寂しげに教えてくれた。

      平井さんが写真を撮るようになったのは、実は沖縄本島のレジャー化が進んできたことに端を発している。 
    移り行く時代のなか、沖縄の人々の暮らしはますます豊かになり、伝統行事や自然が少しずつ失われていく様を見て、「こうしちゃおれん!」と、カメラを構えたのだ。
    平井さんの写真は実は綺麗な海や人々の笑顔を写していたのではなく、今ここに流れる時間、環境を後世に残すための、ある意味、故郷の形見だったのではなかろうか、と僕は思ってしまう。

     新城くん、君は最近島に帰ってるかね?
    そう平井さんに聞かれた時、ドキっとしてしまった。僕が生まれ育った島の風景は今どうなっているのだろうか。同級生は今何をしているのだろうか。
    Facebookやinstagram、インターネットの普及にかまけて、僕はいつでも地元を「知れる」つもりでいたし、同級生の暮らしぶりをいつでも感じれるものだと思っていた。
    しかし、どうだろう。
    今、僕は故郷について、どう仲間に伝えようか。ニュアンスばかりで、しっかり地元について理解できているのだろうか。これはきっと大袈裟な話ではないと僕は思う。

      

     どんなに離れても故郷は故郷、

    思い入れも強いもの。今、僕らは蔡温ストリートを立ち上げ、ファッションの力で沖縄を盛り上げるべく動き出したばかり。
    いつか必ず島にも恩返しをしなくては。僕らに何が出来るのか、今は、まだハッキリしていないけれど(>_<)。

    平井さんは台風の後、早速カメラを背負って宮古島に向かった。
    80近くになるというのに、国内外を渡り歩く平井さん。その逞しい背中にパワーを頂いて、僕らも頑張らねば!と改めて…。
      
     

    LIFE OF MR.DONK。

    台風一過の沖縄。昨日までよたよたと曇天続きでしたが、今日になってようやく太陽が恥ずかしげに顔を覗かせています。

    今日7月13日は映画監督キャメロン・クロウの誕生日です。名前を聞いたことがない方でも、きっと彼の映画は知っているはず。

      
    「あの頃ペニー・レインと」

    僕が大好きな映画のひとつです。

    この映画はフィクションですが、キャメロン監督の自伝的要素が含まれている作品です。映画は 15歳の若さで「 ローリング・ストーン 」誌の記者に抜擢されたウィリアムが主人公。

    ロック・ジャーナリストとして、人気急上昇中のバンド“スティルウォーター”のツアーに密着取材することになった彼はそこで グルーピー のペニー・レインと出会い、恋心を抱きながら・・・。

    ぜひ本編はお近くの◯SUTAYAさんでレンタルしてじっくり見て頂きたい♬

    キャメロン監督本人も実際に若干15歳にしてローリング・ストーン誌の最年少記者だったんです。

    ニール・ヤング、エリック・クラプトン、レッド・ツェッペリンなど、錚々たるアーティスト達に密着し、ツアーにも同行してインタビューやプロフィール記事を執筆。ボブ・ディランの全キャリアを包括したアンソロジー・アルバム『バイオグラフ』に寄稿したライナー・ノーツは、グラミー賞にノミネートされるほどの内容!!

    そんな彼が作る映画なわけだから、もちろんサウンドトラックもイカしているんです♬

    “ペニー・レイン”でも、ドンズバなタイミングでエルトン・ジョンのTiny Dancerが流れてきて・・・たまらないんですよね♬

    僕が高校生の頃、ペニー・レインをはじめて見たんですが、主人公のウィリアムを見て、幾ばく歳も変わらない彼がしっかりジブンの目標を達成する様に憧れていました。

    かっこいいなぁ〜(>_<)、と。

    現在、僕にもいくつか目標があるわけなんですが、小学生 の頃からいつか達成させたいな!と思っていたものが「ジブンの絵本を出すこと」だったんです。

    僕の生まれ育った西表島という島は超がつくド田舎。 
     

    もちろんゲームセンターなんてのもないわけで、遊び場は決まって、海山川。同世代が「ポケットモンスター」でワイワイしている頃、僕ら島の子供は山に入ってどデカい虫を捕ったり、海でコバルトブルーの魚を追っかけたり・・・リアルモンスターと対峙していたわけで笑。

    目立った娯楽がない分、 僕は家にこもって絵ばっかり描いていました。

    紙とペンさえあれば想像し得る範囲で 僕は空だって跳べたし、月面に足跡をつけることだって容易くできました。
    今考えると、だいぶインドアな子供だったのかもしれません。

    でも、絵を描くのが単純に面白かったんですよね。いつかジブンの描いた絵とコトバで絵本を描きたい。それが誰かの手に渡って、面白いなぁとか、くだらないとか、

    何か感じ取ってくれたら、とても幸せなことだな!、と。

    今、その目標がようやくカタチになりました。

    Danson、絵本出すってよ。

      主人公はMr.Donkというお酒が大好きでしょうがないおじさんです。

    Donkは英語でウィスキーの俗語です。他にも馬鹿者、マヌケという意味もあります。

       
    どこにでもいそうなどこか抜けてる、だけど、憎めない。

    Mr.Donkはそんなキャラクターです。

    なぜ僕がこんなキャラクターを描いたのか、実はジブンでも分かっていないんですが笑

    でも、やっぱり僕もお酒がめっぽう好きだし、マヌケな性格なのでジブン自身がモチーフなのかもしれないな、と描き終わってから気づきました。

     
     今回は全編英語訳もつけています♬

    外国の方にも読んでもらえたら嬉しいです。あと、ストーリーのところどころでロックの偉人が登場するので、ぜひそちらにも注目して頂きたいです♬ 

      

      

      

     

    ご興味がある方はぜひぜひ下に記載したメールアドレスまでご連絡くださいね♬
    お待ちしています★    
     
    -Danson PICTURE BOOKS –

    〝LIFE OF MR.DONK〟

    1,500円(税込)   /32ページ

    お問い合わせ先: smile.mrdonk@gmail.com

      

    お、気づけばさっきまで曇っていた空がガッツリ晴れてきました♬

    夏らしい天気です。やっぱり沖縄の夏はこうでなくては。気分晴れやかに1週間のスタートです。

    それでは、皆さん今日も最高の1日を♬
    Danson.

    SPECIAL THANKS:

    SUN PRINTER/

    REINA MIYARA/

    KENTA OGAWARA/

    MIYU FUKADA.

    We have a 目標。

    I have a dream.
    と、切り出したキング牧師。

    あまりにも有名なこの16分間のスピーチのなかで彼は何度も「I have a dream」を繰り返します。 

      

    僕は最近、酔っ払うと夢を語るクセがあります。

    …いや、僕はそもそも夢という言葉があまり好きじゃありません(笑)

    夢、というコトバを使うと なんだかフワッとしたモノになる気がして。

    「出来たらいいなぁ」「無理だとは分かってるんだけど」みたいな。どこか「夢」には〝手放し〟感がある気がしてならないのです。 


     だから、僕は夢ではなく、目標を語ります。早いもので僕が東京から沖縄に帰省して、 1年が過ぎました。

    ひとつの目標だったショップを相方とオープンさせ、自分たちのペースではありますが、 少しずつ前進しているつもりです。 

          今、皆さんには自分の目標を共有できる人が居ますか。
    多くの場合、人は本音を出さずに目標を語ります。これは話す側、そして、聞く側双方に言えることです。話す側は、前述したように「出来たらいいなぁ」とか、「難しいのは分かってるんだけどね」と、どこか茶化した話をしてしまいがち…。それは、他人に否定されたくないという真理が働いてるからだと 思うんです。否定されるのは誰だってやっぱり嫌ですからね、当然です。
    また、聞く側も同じで、互いの関係性を考えてしまって、自然調和ヨロシク「いいね」でその場を済ませてしまう。

    僕のまわりには有り難くも本音で熱く目標を語れる仲間がいます。 

     

    出来る出来ないで話すのではなく、どちらかといえば「やるかやらないか」。その発想、アイデアが「違う」と思ったのなら、「こうしたほうがいいんじゃない?」「オレはこう思う」といった感じでお互いの意見をぶつけ合い、建設的な話をする。 

     よく僕は人からポジティブだと言われますが、目標を前にして、後ろ向きな姿勢で居る意味はないだろう・・・と。

    ボールは投げなきゃストライクは取れませんし、例え外れてもフォアボールまであと3球あるんですから(^∇^) 

     

    さて、7月4日、僕らのショップ「Plant&Soil」が1周年を迎えます。

    思えば、あっという間の1年。。。ペンキだらけになって汗臭さいと蔑まれながら(笑)店作りをしていた頃がまるで昨日のように(いや、ホント!それくらい)。

       
     同日、Plant&Soilの隣にII3(uno dos tres)、そして、13(trece)というFASHIONとFOODの複合ショップがオープンします♫ 

     

      
    新しくオープンするこの2店舗のオーナーは僕の東京時代からお世話になった大先輩であり、そして、夜な夜な集会を開いて、互いの目標を熱く語った仲間でもあります。

    沖縄をどうやって盛り上げるか、それは夢ではなく、近い将来叶える目標でした。お互いの思いを打ち明け、その為に必要な術は何か、足りないモノはどうすれば手に出来るのか…。

    あーでもない、こーでもない…朝まで話し合いました。 

     

    「甘い、そんな簡単じゃない」

    …時には周囲から否定もされました。それでも、何クソやってやるんだと、その信念だけは決してなくしませんでした。
    「ファッションの力で沖縄を盛り上げる」
    今、沖縄の小さなストリートに同じ志を持った仲間が集まりました。

      
     

    もしかしたら、馴れ合いだと捉える方もいらっしゃるかもしれません。

    ただ、見ていてください!

    僕らは互いの強みを活かして、必ず沖縄を盛り上げます。東京、、、いや世界で勝負していく気概で。 

     

    7月4日土曜日、Plant&Soil、II3、13の3店舗合同レセプションイベントを開催します。皆さん遊びに来てください♫

    SAYON CARNIVAL
    https://www.facebook.com/events/874120892635956/

    必ず楽しませます♫

    僕らの目標に向けた旅はまだ始まったばかりですが、皆さんと一緒に一つひとつクリアして行こうと思います!
    We have a 目標。
    僕らは絶対にブレません。

    それを叶えるまでは。

    雨と休日、広尾のカフェ。

    きっと皆さんもそうじゃないかと思うんです。

    『梅雨になると、なんとなくキモチが落ち込みがち』

    雨でお気に入りの靴を泥んこで濡らしたくはないし、外に出たら出たでこの頃合いはどこもイベントは控えがち・・・。

    IMG_2792.PNGなんとなく寄った本屋でなんとなく気になった本を買って帰るのだけれど、結局、プロローグを読み解く間もなく、

    「あれ、この本なんで買ったんだっけ」

    と、きづけば枕代わりにしちゃってる。

    IMG_2794.PNG
    梅雨の時期はDVDを借り込んで
    家でしっぽりビールをぷしゅ〜・・・というのが定番の過ごし方なんでしょうけど、僕の場合、梅雨時にコメディやアクション映画を見る気がどうしても起こらず(>_<)いつもミニシアター系で済ませてしまう節があるので、なんだかメランコリックなキモチになっちゃって嫌なんです。。。

    唯一、好きなのは音楽を聴くこと。

    東京に住んでいた頃は高円寺の駅近くにあった「small music」というイカした
    セレクトレンタルショップによく通いました。

    IMG_2790.PNG出不精の僕は梅雨になると、いよいよ家から出なくなり、
    もはや、部屋の置き時計よりも部屋に溶けこんでしまうのです。

    そんな僕も総武線2駅で着く高円寺なら問題なく。
    しかも駅近で雨に濡れないという好立地!!

    白のコンバースでもへっちゃらで玄関を出ることが出来るんです笑

    さて、small music。

    ここは本当に最高の場所で、
    フォーク、クラシックから、ヒップホップ、ジャパニーズインディー、
    ジャズ、ダブ、ミニマリズム、ポストロック・・・・

    「janis」とは一線を画す、ニッチな品揃え・・・コレがたまらないんです♬  

    特に僕みたいな音楽雑食ピーポーにとっては、花園。ここで聞き惚れた音数知れず・・・。

    当時聴きまくっていたSIGUR ROS、MUMから派生して、どっぷり使ったポストロック。スタフライン・ハウコンや
    オーラヴル・アルナルズ。

    IMG_2795.PNG試聴コーナーは長い時間譲りませんでしたね。
    鉄壁のゾーンディフェンス、、、。聴き終わったと見せかけての3枚目突入・・・ステファン•カリーもびっくりのフェイントかましてましたね♫
    後で順番を待つ人の乾いたため息も気にしなかったなぁ、あの頃は(良い子はマネしちゃダメ、ゼッタイ)。

    そして、ジム・オルーク、フライング・ロータス、ボノボ、ジェイムス・ブレイク。

    毎回、新しい音に触れて、エンドルフィンが頭ン中かけめぐって…
    余韻に浸りながら、帰り道に飲んだPoemのコーヒーがまた美味かった。

    残念ながら、small musicは2011年に閉店してしまうのだけれど。
    ここで聴いた音は今でも大切な宝物です。梅雨が来ると、small musicを思い出すんです。素敵な空間だったなぁ・・・。

    そして、もう一件忘れちゃ行けないのが
    西荻窪のCDショップ「雨と休日」。

    IMG_2791.PNG

    オーナー寺田さんの性格がにじみ出る
    穏やかで丁寧さが行き届いた店の中には、至極のメローミュージックがずらり。クラシック、ジャズを中心にした品揃え。心が穏やかになる音楽ばかり。

    ジャンルの分け方がこれまた憎い。

    IMG_2796.PNG

    「DAY」「NIGHT」「RAIN」・・・・
    その音をより良く、心地よく聴けるシーンでジャンルを分けているんです。
    ジュリー・ドイロン、グレイ・レヴァレンド、チェット・ベイカー。

    ゴミだめのような僕の部屋も、雨と休日の音があれば、広尾のカフェに早変わり(広尾のカフェには一度も行ったことありませんが)♬

    IMG_2793.PNG詰まるところ、僕にとって梅雨は
    音楽とコーヒーがあればオールOK。
    好きな音を聴きながら、楽書きをする。

    IMG_2788.PNG

    IMG_2786.PNG目を閉じて、じっくりその音に浸ると
    カカトが浮くような高揚感を感じることができます。

    The VerveのBitter Sweet SymphonyのPVのなかでヴォーカルのリチャード・アシュクロフトは唄を歌いながら
    ロンドンの街をただただ真っすぐ闊歩します。通行人の肩がぶつかろうが、
    目の前に車が止まろうが、そのボンネットの上をそのまま歩いちゃう・・・。
    「この曲を聴いてりゃ、オレは無敵なんだぜー」
    …とでも言わんばかりに、無表情決め込んで歩くリチャード。

    無敵、とまでは行かなくても、音の力は絶大で、グッとキモチ上げてくれます。

    IMG_2789.PNG音次第でいつも通る散歩道も新鮮に感じたり、ぐったり疲れた帰り道も足取り軽やかになったり…(^∇^)

    NO MUSIC,NO LIFEとはよく言ったもので、僕らのまわりにはいつも音が溢れています。

    今、窓の外は分厚いベーコンのような曇天空が広がっています。せっかくの日曜日なのに… なんて落ち込んでやいませんか。

    大丈夫。

    久々に好きだったあの音を聴きましょうよ。

    IMG_2787.PNG そうしたら、飛行機のチケットも要りません。東京メトロ日比谷線に乗り継がなくてもいいんです…お金をかけなくたって、きっとあなたの部屋は今すぐにでも広尾のカフェになるはずです。

    あっ!コーヒーを切らしていたのなら、Plant&Soilに立ち寄ってくださいね♫

    Grey Reverend – Everlasting

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